油絵ひまわり会

20周年記念画集20周年記念画集

ごあいさつ

代表 大野起生


油絵ひまわり会は今年の5月で20周年を迎えます。故城崎先生、浜中先生、山田先生をはじめ、会の創設に奮闘して戴いた諸兄、創設時から現在に至る会員の皆様、そして背後から支えてくださった光公民館の方々並びに展覧会においてご指導頂いた諸先輩の方々に心から感謝と御礼を申し上げます。

当会ではこの節目の年を記念して20周年記念展を開催します。この記念展を開催するに当たっては、昨年から準備を進めてまいりました。年間のカリキュラムを作成するときも本記念展を意識した内容にし、最初のカリキュラムでは、作品を制作するときの設計図である「エスキース」について、先生に講義して戴きました。メインのカリキュラムは、4回連続とし定例会で大体出来上がるように配慮しました。キャンバスも今までは10号程度の小さ目のサイズで描くことが多かったのですが、今回は15号以上を推奨してできるだけ大きいサイズで制作に取り組みました。具体的には「裸婦」、「自転車」、「バイオリンを弾く女性」および「構成(テーマは私)」です。当記念展には、これらの定例会で制作した作品も多数出品されています。

私がひまわり会に入会してから7年になります。子供と国立を散歩していた時に、何気なく立ち寄ったアートスペース88で開催されていたのが、ひまわり会のグループ展でした。展示されていた絵が素朴で親しみやすかったこと、活動の日時や場所から通えそうだと思ったこと、対応して頂いた人の感じがよかったことなどからその場で入会しました。

会に入ってから驚いたのは、指導して下さる先生の並々ならぬ情熱です。指導の方法は違っていても制作中の作品に対するコメントや制作完了後の講評には、どの先生方にも会員の持っている可能性を伸ばしていこうとする愛情が感じられます。役員の方々のポイントを押さえた計画的な運営がなされていること、40代から80代で構成される会員は各々が真剣に自分の絵を追求していることが、ひまわり会の魅力となっています。 講師が山田先生に代わってからは、技術の指導ばかりでなく「油絵基礎講座」や「画家の絵から見た近年の絵画史」など理論的な面でも指導いて頂いています。毎回の講義はとても勉強になります。

これからが益々楽しみになってきましたひまわり会です。これからも皆様のご支援を宜しくお願い申し上げます。

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