油絵ひまわり会

関塚 正嗣 作品集 13
2006年11月〜2007年5月

油絵ひまわり会・関塚正嗣 車山遠望(M30) seki_44.jpg

2006年11月 第43回国分寺市民文化祭美術展
車山遠望(M30)

油絵ひまわり会・関塚正嗣 風景(M30) seki_45.jpg

2006年12月 冬季講評会
風景(M30)

関塚正嗣「山里の春」(P30) seki_46.jpg

2007年5月 第23回油絵ひまわり会展
「山里の春」
P30

 茅野市北大塩にある田んぼの縁から見下ろした山里の眺めです。4月初旬、遠望すると八ヶ岳連峰にはまだ雪が残っています。この近くにはわたしのコーヒーとなる「殿様水」が湧き出ていますが、手前の川にはその湧水も流れ込んで田を潤しています。
 土地の人に聞くと、魅力的な曲線を描くかつての棚田は区画整理で矩形となり、ときに暴れるこの川はコンクリートブロックで固められた水路になってしまったそうです。赤い屋根の家のあるところは特に水が氾濫するところで、そのせいかこの家はすでに売られて住人はいず、まもなく取り壊されてしまうだろうとのことです。大きな黒っぽい三角屋根は元の萱葺を覆ったものです。それでも、中景の山々には緑が淡く萌えだして、ここは春を迎えた山里ののどかさに満ち満ちています。

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