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ひまわり美術館
第53展示室

第22回油絵ひまわり会展 12
2006年5月3日〜5月8日

藤田京子「ナポリの卵城」(F15) fuji_37.jpg

藤田京子

「ナポリの卵城」
F15

 ナポリ民謡で有名なサンタ・ルチア港は、漁港だったとか。現在は観光地として人々が訪れている。
 そのナポリ湾の小島の上に建つ卵城は、12世紀にノルマン人が要塞として建設し、その後牢獄としても使われたという城だが、遠しにヴェスヴィオ火山を遥かに望み、明るいナポリの陽光の中で輝いていた印象を表現できたらと思い描いた。

増田良一「ベトサダの池」(F30) masu_95.jpg

増田良一

「ベトサダの池」
F30

 昨年11月にエジプト・シナイ山からイスラエルに旅行し、絵の取材スケッチをして来ました。6月の個展には、それらの作品を展示しますが、その内の1点です。
 聖書に出てくるイエスキリストの奇跡の行われた場所で、今でもそのまま保存されています。
 [ヨハネによる福音書5章1〜9節]
 その後、ユダヤ人の祭りがあったので、イエスはエルサレムに上られた。
 エルサレムには羊の門の傍らに、ヘブライ語で「ベトサダ」と呼ばれる池があり、そこには5つの回廊があった。この回廊には、病気の人、目の見えない人、足の不自由な人、体の麻痺した人などが、大勢横たわっていた。
 さて、そこには38年も病気で苦しんでいる人がいた。イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、「良くなりたいか」と言われた。病人は答えた。「主よ、水が動くとき、私を池の中に入れてくれる人がいないのです。私が行くうちに、ほかの人が先に降りてゆくのです。」イエスは言われた。「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」すると、その人はすぐに良くなって、床を担いで歩き出した。

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