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ひまわり美術館
第46展示室

第21回油絵ひまわり会展 9
2005年5月4日〜5月9日

萩原悦子「私の音色」(F20) hagi_39.jpg

萩原悦子

「私の音色」
F20

 隣に住む次男の三人目の子供。私にとっては、5人目の孫。昨年9月に生まれる。
 老人二人の生活から一変して希望に輝く毎日。赤ちゃんの笑顔、わけのわからない言葉、オルゴールの音色、グランドピアノ(?)、オモチャの可愛らしい音色、いつまでも余韻が残る。暮らしの中がピンク色に輝いている此の頃。幸せ…

長谷川千尋「私の音色」(F20) hase_13.jpg

長谷川千尋

「私の音色」
F20

 「私の音色」というテーマから自由に作画しました。年に一度、モチーフ無しで取り組むこの課題は一番困り果て、また一番楽しめるものでもあります。自分を取り巻くさまざまな音。生まれてから、現在・未来へと絶えずつながる生活の音が、カチカチと刻む時計の秒針の音の上に重なっていく様子が、五線譜を彩る音符のようだと感じ、絵にしてみました。
 シダや蝶、アンモナイトなど、太古の昔から地球に生息した生物と、アンモナイトのクルクル巻く円で”時”を表現しようとしました。アンモナイトはホルンにもなっており、そこから出る音は上へ上へ、未来へ向かいます。蝶はイタリアのカプリ島の別荘に標本として飾られていた美しい色の蝶がモデルです。絵に砂をふりかけ、ぼんやりした印象をだすよう工夫しました。この砂もイタリアの地中海の砂です。白くて綺麗だったので、いつか絵に使おうとちょっと失敬してきてしまったものです。
 最近ではこのように絵に使いたい景色や色や模様、材料を探すのが生活のちょっとした楽しみとなっています。

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